「螺旋骨折って何?」

「螺旋骨折って何?」

誰もが唖然とした出来事について、「悲劇のエース」のお話をしたいと思います。みなさんも運動される前は十分注意してくださいね。

 ”ピンクスパイダー”という草野球チームに参加しており、選手20名程でわいわいがやがやと楽しんでやっています。 西神戸軟式野球連盟にもエントリーし、Cグループ(最下位グループ)でリーグ戦で戦っています。

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5/3の試合でアクシデントが起きたのです。 冬に一度肩か、腕を痛めていたエース。 気候も良くなり、「先発で行く」と志願したのです。 元高校野球エース(自称)

一人目の打者を三振にしとめ、上々の立ち上がりでした。 二人目の打者、2球目、投球と同時にエースはひざから崩れ落ち、意志の無くしたボールは転々とファールグランドへ転がり止ったのです。 聴覚は機能せず 視覚のみ一点に注がれ時は凍りついたのです。
エースの表情は、苦痛に溺れ 開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまい自分を苛んでいるようでした。 投げなければよかった、後悔先に立たず。

救急車で病院に搬送。 搬送中

私   「痛み止めの注射を打って、応急治療をしていただけませんか?」
隊員 「医者じゃないので、注射、投薬は出来ません。意識もハッキリしていますし」

頭の中で、ドクターヘリを思い出しました。 テレビでは、山下○○、柳葉敏郎、新垣結衣、りょう達が現着し緊急治療を施すのです。 医者じゃないから限られているのか。 
救急車って結構揺れるものです。 その度に、エースは痛みに沈んで行くのです。

病院到着。

看護師 「レントゲン撮りますから、上半身はだかになってください。」
エース  「痛うて、腕なんて動かされへん。 かんにん」
私    「先に、鎮痛注射してください。」
看護師 「状況もわからないので、注射は出来ません」
私    「アンダーシャツ、はさみで切ってください」
エース  「早よ、してくれ」       医師登場。
医者   「どれどれ」          腕を掴んだ瞬間。
エース  「あ゛ー、#$%&-、ぐー、やめてくれーーー」

恐怖に沈み、痛みの奈落の底に落ち、レントゲン終了。 医師に呼ばれた。

医者  「本人が錯乱状態で話せません。すぐ入院、緊急手術してくれと言っていま
      ます。 現状無理です。螺旋骨折してますし、プレートが必要です。」
私    「螺旋骨折?」 

レントゲンを見て、唖然。 お・み・ご・と・・・パッキーン。割り箸を割った時、片方だけが鋭くとがり、失敗したイメージを浮かべてください。 上腕骨が斜めに裂け、割り箸の鋭い角が飛び出しているのです。 
骨折方向の分類で 横、縦、斜、螺旋骨折としてあるのです。私は初耳でした。
骨折線が骨の長軸に対してらせん状となっている骨折を指す。

ボールを投げただけやで・・・摩訶不思議。 体に何も当たっていないのに・・・ある意味ミラクル的かな。
医師に尋ねると、不思議でもなんでもないみたい。 学生時代はトレーニングを重ねていた為、強く振っても筋肉が骨を支えていたようです。
振りは、知的が覚えているが衰えは感じていなかったのでしょう。スポーツ選手にありがちな行為だそうです。

後日手術を受け、今はリハビリ中です。 お見舞いに「神さまの贈りもの」を持参して勇気づけてやりました。(うれしそうでしたよ)
今は、 リハビリ中ですが時々応援に来て左でキャッチボールをして「10、11月には復帰できる」と豪語している始末。
もう、ピッチャーはやめてくれ!! 本当に野球好きな大人少年です。