歴女から幕女へ?

今、幕末が熱いか!!

 うら若き乙女が、武将ファンとなり歴史に精通し歴女呼ばれているが 「天地人」が終わり「龍馬伝」が始まった。

  CMもダイハツ、ソフトバンク等で竜馬を題材にしている。 武将から幕末人への移行が始まるのでしょうか? 歴女から幕女へ。

 キャスト陣の新規転換が歴史物をおもしろくしているのかも・・・。今までの時代劇ではない ポップな歴史物語である。
 「天地人」 妻夫木聡、北村一輝、小栗旬、城田優、玉山鉄二、吉川晃司
 「竜馬伝」 福山雅治、香川照之、上川隆也、平岡祐太、谷原章介、宮迫博之
 オジサン達の時代劇キャストではない。非常に新鮮かつ興味深い布陣である。
若者をターゲットとし とっつきやすそうである。 ウイスキーは飲みにくいが、ハイボールならいけるぞ的感覚かな?(ハイボールがオッサンぽいか)

 昨年の秋から幕末に興味を抱き、「龍馬伝」を心待ちにしていました。つい最近、ある企業誌を入手し興味深く感じたので紹介します。

竜馬1.JPG

 目をひいたのが、岩崎彌太郎の人物名でした。


岩崎彌太郎(1835~1885)(参考 坂本龍馬:1836~1867)
 土佐の井ノ口村(現在の高知県安芸市)に地下浪人として生まれる。農民からも 
 見下される身分であり、大変貧しい境遇であった。 慶応3年(1867)土佐藩開成
 館長崎商会に赴任。藩の財政を潤し、龍馬率いる海援隊に資金を入れる。明治
 3年(1870)大阪に九十九商会を設立。三菱の礎を築く。

 司馬遼太郎著「竜馬がゆく」では、幼馴染ではなく。江戸へ発つ前、岩崎彌次郎・彌太郎親子は牢獄されており、龍馬が訪ねてゆく。 獄中にて樵(木材商)より商売法を学び、樵が3年かかって習得した術を6カ月で学びとってしまう。樵は頭の良さに驚愕したらしい。 その後、龍馬が脱藩囚となり岡引まがいになっていた彌太郎は、京まで追跡している。 追われる者と追う者として繰り広げられる。
 海援隊時代は、金庫番として龍馬仲間として働くが「商人」(彌太郎)対「夢追人」(龍馬)であるから、かみ合わない。 龍馬没後、海援隊の事業を引き継ぎ拡大し富と名誉を得たとされている。

竜馬2.JPG

 さて、「龍馬伝」に話をもどしましょう。
 今回の脚本家・福田 靖氏はこう語っています。
 「大河ドラマ依頼時、司馬さんに代表される龍馬とは違うものを作ってほしい。とは言っても、司馬さんが描いた竜馬は、多くの日本人に強烈なイメージを植えつけている。 切り口を探すのに苦労しました。 プロデューサーから彌太郎の名を聞きました。調べていくうちに、これは突破口になるなと。岩崎彌太郎の目から見た竜馬を描けば、従来の龍馬像とは異なるドラマとなると。」
 「初回の冒頭で彌太郎が記者に”龍馬のことは大嫌いじゃ”そこから時代は1830年代にさかのぼり、幼少年期の龍馬と彌太郎が登場します。幼少から青年期にかけて、ふたりが接触していたという記録はありませんが、私は子どもの頃からの知り合いとして描いています。」 
 ふたりの関係をより深く描くための演出だと思われます。 ガリレオの湯川先生ではないですが
「実に、おもしろい!」 「実に、興味深い!」

 私は、人間としての時代差別を忘れてはならないと思っています。 士・農・工・商、上士・下士・地下浪人、生を受けた時待遇、位が決まってしまう。
 龍馬がよく「みんな 日本人じゃけん」 「アメリカでは選挙で殿様(大統領)が決まるらしい、女中が殿様になれるんじゃ」と言っていました。 誰もが知らなかった言葉「日本人」を龍馬が初めて使ったとされています。 国=藩の考えを、国=全藩と考えた龍馬。 薩摩・長州・土佐を必死になって一枚岩にしようとしたのも「日本人」を造りたかったのでしょう。 あらためて、人権の尊さを感じさせられました。
 「上士も下士も 同じ赤い血が流れちょるけん」